翼状片(よくじょうへん)の手術と患者さんの声 院長の大高です。以下に翼状片手術の解説と、横浜相鉄ビル眼科医院で手術を受けた患者さんの体験談を掲載させていただきました。翼状片でお悩みの患者さんへの救いの手となることができれば幸いです。 翼状片とは・・・白目は一番下が強膜、その上がテノン嚢、その上が結膜、と言う3層構造になっています。紫外線などの影響で、テノン嚢と結膜が異常に増殖して、角膜に伸びてきたのが翼状片です。通常鼻側にできますが、耳側にできる人もいます(偽翼状片、ぎよくじょうへん)。 翼状片の手術はやればやるほど奥が深いです。僕のマイアミ留学時代の師匠、目の表面の疾患の世界的権威Scheffer Tseng先生は、事あるごとに「イサオ、翼状片は絶対なめてかかるな。翼状片の手術を簡単だと言うのは目の事をわかってない医者だ。」とおっしゃってました。私もその通りだと思います。 私は翼状片の手術に関しては自信満々な言い方をしておりますが、決しておのれの腕におぼれているわけではありません。医師になりたての頃とかにはいろいろうまくいかないことを経験したり、アメリカで貧乏をしながら勉強したり、そういう苦労を乗り越えて腕を磨いてきました。 下の2枚の写真の上は、再発翼状片の中でも最も重症な部類です。他の病院で手術をして再発した患者さんです。上が術前です。こういう重症になると、信じがたいことに、眼球とまぶたが癒着してしまう場合があります。矢印の部分は下のまぶたの鼻側と眼球が癒着しているところです。下が術後です。きれいになっているのがお分かりいただけると思います。 下の2枚の写真の上が術前です。矢印の目を見ると、横を向いてもらったときに、まぶたとの癒着のために眼球が自由に動かなくなっています。下が術後です。正常な状態を回復しています。 現実に皆さんが、特に若手の方が悩んでらっしゃる翼状片は、以下のようなものが多いのではないでしょうか。写真で見るとたいしたことなさそうですが、夕方になるとすごく充血してきたりして、本人にとっては重大な問題です。上が術前、真ん中が術後1ヶ月、下が術後3ヶ月です。徐々に治っていく様子がおわかりいただけると思います。 ↓ ↓ 勇気のある方は、翼状片手術のビデオ(youtubeのサイト内)をご覧下さい。 以下、ややプロ向けの内容が含まれますが、手術方法に関する解説です。 翼状片の手術を月に20例から30例程度施行しております(毎週火曜日午後の手術平均8人中6人から7人が翼状片です)。おそらく日本では大学病院などを含めても一番多い部類に属すると思います。成績に関しては、次の項目をご覧下さい。 放射線をあてたり抗がん剤のマイトマイシンCを塗布したり、マイトマイシンCを点眼したり、という治療法が紹介されています。翼状片は結膜の異常増殖なので、放射線や抗がん剤で細胞の増殖を抑制すると翼状片自体には良いのは当然だと思いますが、まわりにある正常な細胞の増殖まで抑制するので、初回手術では使わずに治療するのが私のやり方です。複数回再発する重症の翼状片にやむを得ず使うべきものと考えます。 翼状片に羊膜を使っての治療が紹介されています。私は自分で精製した羊膜を持っていますが、重症の再発翼状片でもできるだけ自己結膜移植で治療しています。どうしても結膜が足りない場合にのみ羊膜を使っています。羊膜移植は安全ですが、いくら安全とはいえ、やっぱり、自分の体からとった材料が一番です。 上の再発翼状片の症例も放射線やマイトマイシンCや羊膜を使わず、自己結膜移植のみで治療いたしました。私の移植法は遊離結膜弁移植です。有茎結膜弁でやるか遊離結膜弁でやるかは術者の好みだと思います。有茎結膜弁は引っ張ってくる関係上どうしても術後に引力がかかりますから、移植部の縫合糸が外れる可能性があるし、大きな結膜弁を持ってくることが難しいので、私は遊離結膜弁派です。 治すのは当然として、再発しないこと、以前のきれいな白い結膜の状態を回復さすことにこだわっています。また、プロの方は、上の再発翼状片の手術において、結膜嚢がしっかり再形成されていることにお気づきいただけると思います。ここのところにもこだわっております。 ●翼状片の再発ついて 翼状片 よくある質問です。病院で配布する資料と一部ちがいますが、ネットが最新ですからこっちを信用してください。 ●翼状片や翼状片手術全般に関する質問 Q 翼状片は遺伝しますか? Q 左目に関しては視野が少し狭い為将来緑内障になる可能性もあるとの事でした。翼状片や瞼裂斑を手術すると、その事も何か支障はありますか? A 健康保険がききます。手術費用は、その当日の検査や処置、お薬などをすべて含めて、3割負担で3万円を見ておいてください。 Q 手術時間はどれぐらいかかりますか? A 初発翼状片ですと、標準的には15分から20分です。再発翼状片ですと、だいたい15分から30分です。ぱっぱっと切り取って縫い付けるだけ、なら5分でおつりがきますが、将来にわたって再発しないような手術のために、時間をかけて丁寧にやっています。 Q 手術はどのように麻酔をするのですか?痛くないですか? A 点眼で麻酔をします。最初しみるのですが、そのうちしみなくなってきます。手術中は痛みは全くありませんが、人によっては少しちくちく感じることがありますので、そのときはお伝え下さい。麻酔を追加します。 A はい。両眼を同時に手術すると両眼眼帯になりますので、歩けませんからね。それに、いかに翼状片の手術が安全といえども、万が一なにかあるかもしれません(病院に来る途中で交通事故にあう確率よりは低いと思いますが)。なので、片方をやって、大丈夫なことを確かめてからもう片方をやるのが我々プロの眼科医のやり方です。 ●手術予約に関する質問 横浜相鉄ビル眼科医院では、遠くの方のために、受診して即日手術、近くのホテルに泊まっていただき、次の日診察して帰る、というシステムを確立しています。ご希望の方はメール下さい。 Q 手術予約に、予約金は必要ですか? ●通院に関する質問 ●コンタクト、レーシックがらみの質問 Q コンタクトとレーシック、翼状片や翼状片術後の目にはどちらがいいですか? ●術後のことに関する質問 Q 術後は痛くないですか? A 術日は、半分ぐらいの人が痛くなかったとおっしゃいます。半分ぐらいの人が(ひどく痛いではないが)痛みがでたとおっしゃいます。そういう場合は処方する痛み止めを飲んでください。また、枕に目を軽く押し付けるようにすると痛みが軽減します。術後に軽い睡眠薬を処方していますので、それを飲んで寝てしまうというのが非常に有効です。 Q 術後、洗顔や洗髪の注意点を教えてください。。 A 術後は1週間、感染を防止するために、目に水が入らないように気をつけてください。顔は、可能なら拭くだけのほうがいいです。頭を洗うときは仰向けで、美容院や散髪屋さんで洗ってもらうのがベストです。 Q 術後、眼帯はいつごろとれますか? A 手術が終わると眼帯をして帰り、そのままにしておいて、翌日とって、点眼を開始します。その後は眼帯の必要はありませんが、目の異物感を軽減したいとか、目が赤くなるので隠したいとかで眼帯をしたければご自由にどうぞ、です。術翌日、希望なら職員に言えば眼帯をつけてもらえます。確か100円ぐらいだったと思います(^^) ●術後の仕事に関しての質問 ●術後のスポーツに関しての質問 ●最後の質問・・・ Q なぜ翼状片手術は先生方みなさんあんまりやりたがらないのですか? ●横浜相鉄ビル眼科医院、西伊豆眼科クリニックで翼状片の手術を受けた患者さんの体験談です 患者さんの許可をいただき、体験談を掲載させていただきます。同様の悩みをお持ちの方々への助けになれば、とご協力してくださった、すばらしい方々の体験談です。もし下記の患者さんに相談をしたい方は、院長 大高(otaka@isao.com)にメールを下さい。相談にのっていただけるかわかりませんが、転送はしてみます。みなさんからのメールを許可なしに掲載したりはしませんから、ご安心ください(^^) 2月に翼状片の切除をして頂いたさかたにです。 お久しぶりです。 ようやく頂いた目薬もなくなりました。 おかげさまできれいになったと思います。 ありがとうございました。 と思ったら、今度は左側が少し進行しているような気がします。 まだ手術には至らないかと思いますが。 その前に、 わたしも大高先生のHPの体験談に寄稿させて頂かなければ! と思っています。 遅まきながら。 あれから、しばーらくしてHPを拝見したら、 知らぬ間にまた多くの方が体験談を書かれており、 びっくりしました。 先生のおっしゃった通り、 身近にはいなくても、結構同じ病気の人はいるんだなー と感心するとともに、 皆さんの体験談を読むにつけ、 大高先生の素晴らしさを改めて実感しました。 体験談のおかげで ずいぶん安心して臨むことができたわけで、 わたしは大変恩恵に与りました。 わたしもそのご恩返しではありませんが、 寄稿させて頂くことは大高先生に診察をお願いした時点で決めていたことです。 もっとホットなうちに書くべきだったかもしれませんが、 今でもよく覚えていますので、 できるだけお役に立てるように書きたいと思っています。 遅ければGW頃になるかもしれませんが、 近いうちにお送りさせて頂きますので、 問題なければ載せてくださいますよう、お願いいたします。 それから、遅くなりましたが、 今月から横浜の方の院長先生になられてるんですよね。 おめでとうございます。 益々のご発展をお祈り申し上げます。 では、また。 坂谷 文 Subject: 体験談を書きました。遅くなりまして、すみません。よろしくお願い致します。 黒目の鼻側に1ミリ弱程度白いものがかかって、黒目がほんの少し欠けているように見えると、私がなんとなく知っていたのは昨年の夏頃かもう少し前からです。日常に支障は全くなく、ゴロつきもなかったので、当初は、ほとんど気にしていなかったのですが、人から「一度眼科に行ったら?」と言われ、とりあえずコンタクトレンズ屋の検診に行きました。コンタクトレンズ(ソフト)を使用し始めて1年半です。併設の眼科で「大きくなってくると大変だから、お薬を出しときますねー。」と言われました。炎症を抑えるものとビタミンB1??の薬です。 それから気になって 叔母(昔、眼科に勤めていました)に見せたところ 「翼状片の初期やね。大きくなってから切り取ると跡が残るから、それがいやだったら早めに手術した方がいい。ずっとそのままでいく(大きくならない)人もいる。」と言われ、その時初めて自分が翼状片であると知りました。手術しないといけないかもしれないと知り、不安になってインターネットで翼状片のことを調べようとし、そこで大高先生のホームページに出会いました。 それまで聞いたことのなかった<翼状片>という病気について詳しく書かれていたこと。 「翼状片を甘く見てはいけない」と大高先生の師匠の先生もおっしゃっていたとのことで、一般的に「簡単」と言われる(叔母も言ってました)翼状片の手術に対し、軽く考えず、とても力を入れて研究し、貪欲に研鑚しておられるように感じたこと。患者の立場に立って親身な診療をされ、人間味があり、腕のいい先生でいらっしゃるように感じたこと。最も知りたいところである手術の体験談が詳しく書かれていたこと。 私は関西在住ですが、身近にあるはずのどんな眼科より、大高先生のページが頼りになりました。 私は、大高先生にご相談のメールをし、その返信をすぐ頂きました。とても丁寧に説明をして頂きました。その最初の相談の時点では、まだ見た目にそんなに気にならない程度のため、基本にならって<放置>、進んだらきれいにしましょう! ということになりました。 今年に入って、その翼状片が少し進行したような感じがしました。しばらく様子を見ていたのですが、気のせいではないなと確信したので大高先生にまたメールをしました。仕事で関東に行くついでに、一度実際に大高先生に診て頂き、手術したほうが安心、ということならその日のうちに手術をやってもらえないか、という相談をしました。日時の相談もメールですばやく対応して頂き、2月に横浜の方で予約させて頂きました。不思議なもので、診てもらうと決まった途端、翼状片の進行が速くなったようで、お願いしてよかったと思いました。 体験談を十分読んでいたので、あまり、いやほとんど不安はありませんでした。不安というより、むしろ、信頼できる先生に診てもらい、早く切除してしまいたい、それがたぶんもうすぐ叶うという喜び?に近いものがありました。 当日は夕方5時に伺い、先生とご対面しました。先生は「遠いところありがとう」と確かに関西弁でした。一通り検査して、「確かに翼状片やな。(手術は)どうする?」と聞かれ、私は「もうお願いするつもりで来たので。お願いします。」と答えると「よっしゃ!関西人のノリや。直球で行こう!」と言われました。また、術後についても事前にお話がありました。 「紹介状を書いて、地元の眼科で診てもらうという人もいるし、ほとんどは目薬で治るから、またみせにくる人もいるし、気になったらデジカメで画像送るということもできるし、どうする?」と聞かれ、「紹介状はいいです。」と答えると、「うん。それでいいと思う。紹介状はお金もかかるしな。お金は大切にせなあかん。」と言われました。そして、6時、6時半と手術が入っていたので、私は7時から手術となり、がんばろう!と握手をして、一旦病院を出ました。 30分前の6時半に戻ってくるようにとのことでしたので、その前に戻り、 待合室で、受付の方から、術後の飲み薬(痛み止め等)と目薬について先に説明を聞き、点眼麻酔を始めました。もちろん痛くありません。目薬ですから。前の人の手術が終わり、私の番が来て、診察室に入ると、手術衣をまとった大高先生がいました。 手術台は、歯の治療をするリクライニングシートみたいな感じでした。 先生は「大丈夫やからな。安心してな。」と開口一番おっしゃいました。 私はHP・大高先生のおかげで初めから安心しており、落ち着いて手術台に座りました。 最初に消毒液のようなものを目のまわりを中心に顔全体にぐるぐる広く塗られました。手術前の注意事項で、「目のまわりの化粧はしないように」とありましたが、人によってはマスカラやアイシャドーだけしなければいいと思うかもしれませんが、ファンデーションも含め、すっぴん状態のほうが良いと思います。術後、普通に洗顔できないことからしても。そして、手術する右目のまぶたがぐっと開かれ、器具で固定されます。痛くありません。右目以外はシートがかぶされます。消毒液か麻酔かと思いますが、液体をたっぷりどぼどぼと上から流されました。目の隅々までいくように、「右向いてー。はい、左向いてー。」と先生の指示通りに、目の玉だけを上下左右に動かしました。右と言われてるのに、間違って左を向いたことが一度あり、私は笑って、緊張してる自覚はなかったのですが、やっぱり多少は緊張してたかもしれません。患者が落ち着いているかどうか、また、手術中の指示が通じるかどうかのウォーミングアップのようでもありました。 まぶしいライトと、そうした液体により、視界はぼやけているような感じです。手術が始まり、先生の指や何だかわからない器具が目に触れ、確かに手術が行なわれている、という実感はありました。まぶたは開かれていても、視界は狭いので、怖いという感じはほとんどありません。大高先生は、私にとにかく話しかけながら手術を進めていかれました。手元に神経は集中しながらも、今行なっている処置について、普段と同じような雰囲気で説明しながら、という感じです。私も静かに返事をしながら。黙って手術に集中したほうがお医者さんとしてはやりやすいのではないかと思うのですが、大高先生はきっと患者が恐怖心を持たないようにと考えて、話しかけながら進めていかれたのではないか、と思いました。 麻酔はしていますが、もちろん目の玉は自分の意志で動かせます。途中、「右向いて」と言われて右を向くこともありました。手先の細かい手術中に自分が勝手に動いてしまったらどうしよう、と考える人もいるかもしれませんが、まず大丈夫だと思います。手術中、目はまっすぐの方向を向いたままにしていて何の苦痛もなかったし、自然と、じっとしてます。 「手術中痛かったら『痛いです』と言ってください」と事前の説明書きにありましたが、私は痛くならないものと思い込んで臨んでました。が、痛みを感じたことが2回ありました。まったく予定してなかったので一瞬焦りましたが、 点眼麻酔というのはとても切れやすいものだそうです。後から知りました。 だから、麻酔が切れて痛くなったらすぐまた麻酔を追加するので 「言ってください」だったわけです。でも、最初に痛いと感じた瞬間、先生が「痛くない?」と聞いてくださったので「ちょっと痛かったです」と答えると「今のは一番痛みを感じやすいところや」と言われ、麻酔を追加されました。あと1回痛かったのは、終わりのほうで、溶ける糸?で縫われている時だったかと思います。「痛い」と言うと「もう終わりやからな」と先生はおっしゃいました。 手術はたぶん20〜30分程度だったかと思います。翼状片の切除が無事終わり、後半は先生も黙って集中され、短い時間ではあるのですがさすがに私も少しだけ疲れました。 手術終了。チューブの化膿止めを目にたっぷり塗られ、ガーゼが貼られました。右目以外を覆っていたシートをはがされる時粘着力があったせいか、肌が結構痛かったです。 終わった直後は何だかぼーっとしていました。先生は3件連続の最後でたぶんお疲れだったかと思います。きっちり済んだよという感じで「おつかれさん」と言われたような気がします。お礼を言って、病院をあとにしました。 痛みというほどの痛みでもないですが、その日は、目がつっぱったような感じでちくっとすることもあり、痛み止めのお薬を飲んで寝ました。痛くて目が覚めるとかいうことは全くなく、熟睡しました。 翌日、また診察に行きました。その日は予め大高先生ではないと聞いていましたが、とても優しい先生で、安心して診て頂けました。「とてもいい状態ですね」と言って頂きました。 こちら(関西)に戻り、目薬を3種類、1日4回さしつづけ、術後は血でにじんでいた目も、2週間くらいで赤みもとれていきました。最初は縫われている?せいか、つっぱったような感じがありましたが、痛み止めを飲むことは全くありませんでした。つっぱり感も徐々になくなっていきました。ちなみに、目薬は、1回注す時に1滴にしたり2滴にしたり3滴にしたり、どれくらいさしたらいいのかよくわかりませんでした。そんな神経質になることもないのでしょうが…。 長くなりましたが、以上です。私の体験が、不安をお持ちの方に少しでも役立てて頂ければ幸いです。人それぞれだとは思いますが、私は、多少遠くても自分が信頼できる先生に診て頂くことが大切だと思います。特に、手術するとなれば。 大高先生には、最初のメールでのご相談の時から大変親身にしかもスピーディに対応して頂き、とても感謝しています。手術も先生にお願いしてよかったと思います。ありがとうございました。また左目のほうもよろしくお願い致します。 坂谷さん、ありがとう!! 坂谷さんの体験談はほんとうに生の声そのものですね。ものすごくリアルです。僕の手術は無痛です、と誇大広告したいところですが、やっぱり時々ちくっと痛むこともあります。そういうときには麻酔を追加します。最初から大量の麻酔を入れると痛みがないのですが、結膜が膨らんでしまってきれいな手術がやりづらいので、いつもわざとぎりぎりの麻酔でやってるわけなんです。痛み恐怖症で、ちょっとでも痛みを感じたら私死にます、というような方は、始めにおっしゃってください(笑)。多少手術がやりづらくなりますが、最初から大量の麻酔を入れます。最後の布をはがすときの痛みは許して!! ちゃんとシールがついてないと、顔から耳まで血まみれになっちゃいま〜す。手術よりもこれが一番痛かったわ、と言われることもあり、うれしいような悲しいような・・・・(^_^;)痛くない布を探す努力を続けます!! 大高先生 こんにちは。 =*^-^*= いつも、大変お世話様になりましてありがとうございます。おかげさまで、順調に、術後1ヶ月目を迎えることができ、主人共々、本当に感謝しております。 今日は、お礼かたがた、今の心境をお伝えしたくて、お便りさせていただきました。 長くなってしまったので、お時間のある時や、気の向かれた時にでもお読みいただけると幸いです。 少し、前の話に遡りますが、私が、初めて眼科を訪れ、緊張しながら順番待ちをしていたときのことです。 待合所に、白衣を脱がれた先生がみえて小さな女の子の患者さんのご家族に熱心に語りかけていらっしゃいました。 【覚えていらっしゃるでしょうか!?】 女の子が怖がって、通院を嫌がらないように気遣われていらしたんですよね。患者の立場で、物事を考えて下さる優しさに早速、心を打たれました! 先生の温かさが、しみじみと伝わってくる素敵な光景で、本当に微笑ましかったです。 ご家族の表情が明るくなったので、こちらまで嬉しくなってしまいました。 【写真でも、撮っておきたいくらいでしたよ!】 私も先生を見習って、深い愛情をもって人とのお付き合いを大切にしていくことを心がけたいと思います。 いよいよ、順番が回ってきて、お話を聞いていただくうちに、抱えていた諦めと不安の入り混じった複雑な気持ちがすぅ〜っと、ときほぐれていきました。 先生に、満面の笑顔で、『絶対に治してあげるからね。一緒に頑張ろうねっ。』と手を差し伸べて励ましていただいたときには、すでに涙腺もゆるみっぱなしでしたけれど。。(汗) 眼科に伺うたびに、いつも、ほっとできる空気がそこに流れているのを感じ、癒されております。 患者にとって、居心地の良い雰囲気のなかで、診察をしていただけることは、幸せですし、そうあってほしいと願っているものなんですよね。 こんな事を申し上げると、不謹慎かもしれませんが、今、通わせていただくのが楽しくて仕方がありません! 病院通いでは、初めてのことです。片道で、2時間の距離も何のその・全く気になりません。 先生と、スタッフの皆様のことが大好きなので、金曜日がくると、ついつい、心が弾んでしまい『裕美子ちゃん、なんだか楽しそうだねぇ。どうしたの?』なんて、友達から言われる始末です♪ つい2ヶ月前まで、鏡を覗き込んでは、悶々と悩んでいたのが嘘のようで、先生とのご縁にはいくら感謝しても足りないぐらいです。 心配して、支えてくれた家族をはじめ、周りの皆も先生にめぐりあえたことを、すご〜く喜んでくれています。 日毎に回復してくるのは、とても嬉しいのですが通院の回数が減っていくのは、寂しいかぎりです。 【今度はなんて、贅沢な悩みなんでしょう!】 先生の前では、そんな葛藤?を抑えて、ひたすらおとなしく、澄ましてふるまっていますが。。(笑) これから先も、また眼に何かあったらご相談してもよろしいでしょうか?ずっと、先生が、主治医でいらしていただけたら、こんなに心強いことはありません。 まとまりがなく、好き勝手なことばかり長々と書き綴ってしまい、失礼いたしました。 お忙しいなか、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。これからも、どうぞよろしくお願い申し上げます。次回の診察も、楽しみにしております。 湯口裕美子(YUGUCHI,Yumiko) 湯口さん、ほんとうにありがとう!! もうジーンとして、声も出ません。僕も壁にぶち当たったときはこのメールを読んで、自分を回復します、これから。 Subject: 大高先生へ 先月末に「翼状片」で診察していただきました鈴木有紀子です。診察ではいろいろとお話ししていただきありがとうございました。 今まで (幸運なことに) 大きな病気をすることもなく過ごせてこられたので、眼の「手術」はやっぱり怖いし、不安もあるのですが善くなるために大高先生に手術していただきたいと思います。 先日の診察の時には、手術をするなら3月ごろ...とお話ししましたが、先生が移動されてしまうのなら少し余裕をもって2月に(できれば前半に)受けたいと思ってメールしました。やはり1カ月前で診察を受けるように伺うということでよいでしょうか? 余談ですが、先生のHPにある患者さんの眼部の写真を、少し前まで怖くて見ることができませんでした。(失礼かもしれませんが、手で隠しながら画面を移動させたりしてました..。) けれど、「手術」のことを考えだしてまたHPを読ませてもらっていたら、今回は (ドキドキしながらですが) ちゃんと目をそむけずに読むことができました。小さな進歩です。 また受診におじゃまします。よろしくお願いします。 鈴木 有紀子 Subject: 大高先生へ 鈴木 有紀子です。きょうは診察ありがとうございました。 陽気のせいか(花粉症じゃなくても多少影響を受けるんですね)。きょうは両目とも乾燥して痛いのですが(頭痛までしてきました。)、日に日に手術の跡の赤みは退いてきていて嬉しいかぎりです。 あらためて手術を勧めてくれた大高先生に感謝の気持ちでいっぱいです。 診察の後にお仕事の話でお会いした方が、日赤病院の眼科の先生とお友達だそうで「大高先生の医療に取り組んでいる姿勢がすばらしい」のだという話を聞いた事があるっておっしゃってました。 なんだか私が嬉しくなってしまいました。 またまたそんな先生に出会えて治療していただいたことをありがたく感じた瞬間でした。 先生が静岡を離れてしまうのはとても残念なことなのですが、せっかく手術していただいた大切な自分の目を労わって三ヶ月ちゃーんと目薬を続けます。(今日多めにいただいたので大丈夫だと思うのですが、もしも三ヶ月経つ前に目薬が終わってしまったらどうしましょう? メール連絡で横浜へ?) 環境が変わるご多忙な時だと思いますが、お体に気をつけてがんばって下さい。 先生、ありがとうございました。 またの時にはよろしくお願いします。 鈴木さん、お褒めの言葉、ありがとう。うれしいわ。僕のことを一番見ている静岡日赤眼科の後輩のドクターが「大高の医療に取り組んでいる姿勢がすばらしい」といってくれてるのは、ほんとうにうれしいことやわ。実際、1つ1つの収益はぜんぜん考えず、全部の患者さんの幸せを思って、それぞれの患者さんのための治療をして、それだけを考えてやってる。それで病院を運営していけないよう仕事ならやめたほうがいい、と思ってるしね。 鈴木さんはプロのろうそくのクリエーターなんですが、鈴木さんのろうそく、最高かわいいんです。HP作ったら教えてね。 Subject: 大分の佐藤です 私は大分県に住む41才の男性です。高校生の頃に翼状片を両眼に発病し、20〜22才の間に2〜3回手術しましたが、再発を繰り返し、それ以後20年治療はしていません。ただ、人の目を見て会話が出来ない、つらい日々を送っています。最近になって翼状片が中心部まで伸び、見えにくく、眩しさを異常に感じるようになりました。今回、ネットで貴医院を知り、もしかしたらキレイな眼に戻れるのでは・・と淡い期待を抱いています。またキレイな眼を取り戻し、再発を免れるのであれば、放射線治療なども考えたいです。質問ですが、私の筋金入りの翼状片でも、再発しない治療が可能でしょうか? 状態を診ることが出来ないのに、このような質問はやはり失礼ですね。よければアドバイスをお願いします。 Subject: 大分の佐藤です。 明けましておめでとうございます。昨年末はお世話になりました。手術後、一週間が経過し、まだまだ眼は真っ赤ですが、おかげさまで視力の方は見え過ぎて恐いくらい回復しました。そちらに伺い診察を受けるのがベターと思いますが、諸般の事情により、近日中に画素数の高いカメラ付き携帯を購入し、写メールにて送信したいと思っております。さて、2点程質問ですが目薬の3種類は継続して点眼してよいのでしょうか? 眼の赤みはどれくらいで回復するでしょうか?以上よろしくお願いします。ここ2〜3日風邪をひいてダウンしています。先生もお身体には十分留意されてください。 Subject: 大分の佐藤です。 ごぶさたしています。先生お元気ですか? 昨年末の翼状片手術から1カ月が経過しました。手術後赤かった眼もかなりキレイになりました。なんといっても視力が回復したことは、つきなみな表現しか出来ませんが、見えることのありがたさを痛感しています。また私の翼状片は過去2度手術をしての再発で、かなり肥厚し醜くく、外見上に不便を感じていましたが、おかげで私のQOLは一気に向上し、積極的な毎日を送っているところであります。今のところ再発徴候はないようです。先生がおっしゃっていたと思う、角膜上の白血球のかたまり部分もほとんど気になりません。また近いうちに、もう片方の眼もお願いしたいと思っています。このまま再発がないことを願うばかりでありますが、一応再発のケースも考えておきたく、もし今後再発を繰り返した場合、瞳孔にかかる前の度に手術を繰り返す、などということは可能なのか教えてください。/ 冬真っ盛り、体調にご留意され、またお会いした時もよろしくお願いします! 佐藤さん、ありがとうございます!! 僕も筋金入りの眼外科医ですから、佐藤さんの筋金入りの翼状片にも負けてられまへん!! 手術しながら、「こら、翼状片のやつ、おまえ、絶対再発すんなよ!!」と、心の中でいいきかせてますからね(笑)。もう片方もやってください、といっていただけるのは、ほんとうに医者冥利につきます。 私の翼状片の経過 わたしが、左目の黒目の横に何か白いものが付いてるなあと気がついたのは去年の11月でした。まだ、それほど大きくはなく、人にも気付かれることはありませんでした。 そして今年2月、だんだんその何かが大きくなっていったので近所の眼科に行って、「先生、これ取れませんか?」と相談したところ、ちょっとむっとされて「それは翼状片といって、あなたが思っているほど簡単に取るものではありません。だんだん大きくなって視野を妨げる様になったらその時に手術の対象になるんです。でも、どうしても、と言うことでしたら動きますけれど。」と言われ、簡単なものじゃないんだーとショックを受けました。 病名もわかったことだし其の頃から調べ始めました。 3月、花粉症も手伝ってか左目の目頭から黒目にかけて赤くなり、友人にも「どうしたの?」と聞かれるようになりました。やはり気になって近くの大学付属病院に行きましたが大変待たされ、また、眼底検査に来たわけでもないのに初診の方には全員お願いしているという名目でされ、肝心の翼状片に関しては「それは比較的簡単な手術で、近所の白内障をやっている病院ではどこでもできます。20〜30年来変わってませんから。」ということでした。おまけに、「手術となれば4月ですね。スタッフが入れ替わりますのでまた来て新しい先生と相談することになります。」・・・。私が今日来た意味は何?と思う出来事でした。 その後、読売新聞の平成15年3月25日掲載記事に、翼状片の羊膜移植手術が紹介され、慶応病院ほか国内10病院にて可能なことがわかりました。いろいろ調べても結局、手術で切り取るしか治療法がない事に結論は達し、そうこうしてる内に目にゴロツキ感が出てきました。 手術するんだったら病院と先生は選ぼうと思ってましたそしてAOLリサーチでなんとなく翼状片を調べていたら、この大高先生にたどり着いたわけです。 ホームページが大変おもしろく、それでいて意欲的に医療に携わっておられる感じで、お願いしてみようかなと思いました。メールで連絡を取り横浜で診察を受けました。90%お願いするつもりで出かけましたが、実際あってみてよさそうな感じから、いい、に昇華しました。自己結膜移植を教えていただき、ケロイド体質(手術の傷口がただれ易い)の私にとってはベストな方法に思えました。そして、静岡での手術となりました。 当日の手術について、わたしが術前に知っておくべきだった事が2つあります。ひとつは、当日は化粧を落とす洗顔石鹸とタオルを持って行くこと。ふたつめは、術後2週間は顔と髪が洗えないこと。 目に水が入らないようにと言う事ですが、顔は蒸しタオルで拭けばいいのですが髪は困りました。寝たきりの人が使うドライシャンプーというのが市販されていましたのでそれを使いました。1週間目には美容院で洗ってもらいましたけど。夏は結構辛いかも。 手術の時間は手術室に入ってから出るまでは40〜50分ぐらい。実際、目に触れている時間は15分ぐらいでしょうか。術前は血液検査を行ない肝炎やHIVでないか調べました。 部屋に入るまえに術着を上にはおり、頭にはキャップを被りました。麻酔は点眼で5回にわけてされました。そして手術台に乗り右、左の手に血圧計と点滴注射でこれで事実上、手を動かすことができなくなりました。(恐くなって手を目に持ってくる心配がなくなりますね。まあ、ここまでくれば肝はすわっているのですが。)そしてライトがつき、目のわりにぐるぐると消毒の薬?が塗られました。そして穴のあいた覆いがされます。目は瞬きができないように器具でしっかりと開いた状態で固定されます。麻酔が効いているので違和感はありません。ひとみのうえに紙のようなものを置くので何をされているのかは見えません。(メスが近づくのが見えたらどうしようかと思っていましたが、これで安心!)あとはガチャガチャと器具を用意する音とかが聞こえ「今日は誰の当番?」という声、何のことかと思っていたらサザンのBGMが流れてきました。結構これで不安が取り除かれるものですね。桑田さんに感謝。 「結構厚かったですね。」とか助手の人の声、「Sさんは、これで悩んではったんや。」と先生の声。すごく言葉が身にしみて嬉しかったです先生。多分一生忘れません。 手術が終わってふらふらと立ち、先生に何か声をかけられましたが何だったかははっきり覚えてません。握手していただいて終わったんだなあ。長いこと悩んでいた事からの開放感と手術の緊張感がとけて脱力しました。 術後はガーゼと眼帯を付け、その日のうちに帰宅しました。主人に休みを取ってもらって付いて来てもらいましたがこれも絶対必要でした。視界が8分の1になっていたし術後の疲れで歩けない感じでしたから。夜は買ってきたお弁当ですませ疲れから寝てしまいました。 翌日からはいつも通り、子供たちにお弁当をつくりましたよ。片目でも結構できるもんです。 そして横浜での診察。眼帯を取って、先生がいい感じですね。との事。この時点で目は真っ赤でしたよ写真とっとけばよかった。用意したサングラスをかけ、この日も主人と帰宅。(片目で横浜のあの人込みは歩けないと思ったんで。)その後、日一日と赤みは引いていきました。 術後 2週間目で職場復帰。パートのおばさんなんですが、接客するので多少気にはなりましたがこれ以上休めない雰囲気だったんで。別にだれからも目が赤いなんて言われ なかったのでそれほどではなかったでしょう。赤みは先生の言われる通り1月で消えました。術後2〜3日はとても疲れ易かったですね。ビールがよくまわってコップ一杯でバタンでした。痛みもなく出血もなく(目からね)痛み止めも飲みませんでした。 大高先生に手術していただいて本当によかったと思ってます。あまり日の目を見ない(脚光が当たってないという意味です。眼科手術としては。)この翼状片、悩んでる患者にとっては最悪なんですが先生には最新で最善の治療をしていただいて感謝しています。包み込む様な京都弁で癒されます。根アカで声の大きい楽しい先生にぜひ治療してもらってください。 それでは、これで。 神奈川県 S.H. 44歳 (本名は申し訳ありませんがここでは失礼させていただきます。) SHさん、ありがとうござします。暖かいお言葉、本当にうれしいです。 (注:この時はまだ横浜で手術の設備を整えていませんでしたので、静岡まで御足労願いました。横浜では洗顔のがまんは1週間、当日は石鹸タオルは必要ないですが、目のまわりのお化粧はなしがいいですね。) 自分のところに来た患者さんはみんな自分の家族、気合を入れてなんとかしていく、という気持ちをこれからもずっと大切にしていきます。横浜ではHIVは調べていないですが、静岡日赤では手術の人は全員HIVを調べることが義務づけられているのです。ごめんなさい。髪は美容院で洗う方が多いですね。仰向けになって目に水が入らないようにして。 SHさんにはいつも病院をよくするためのアドバイスをいただいています。これからも僕の良きアドバイザーとして、患者さんの視点に立ったいろいろなアドバイスをお願いしますね。どんどん生かしていきます。 27歳の時、黒目がかけて見えて、白目がオレンジ色に浮いているようになっているな〜と思い、病院へ行きました。 「翼状片」でした。しかし、その病院では「若いうちに手術をすると再発する確率が高いから、まだ、しない方がいい。」と、とりあえず、コンタクトはしないで、痛い時、赤い時用にと、点眼薬を出されました。 それから、他に治す手はないのかと、他の病院へ行きました。そこでも同じことをいわれました。半ば、あきらめていました。一日たった4時間のパートに出ましたが、コンタクトが翼状片にあたり、目が赤くなるだけでなく、ひどい頭痛になっていました。普段の生活でも疲れてくると、必ず、頭痛になりました。私はこれは絶対に翼状片のせいだと確信していました。 30歳、インターネットを始めて、なんとなく「翼状片」で検索してみました。すると、「再発する確率が低い手術法がある」のを知り、静岡でその手術をしてくれる先生はいないかと、また探してみました。大高先生のHPを見つけ、すぐに診察の予約をしました。 初めての診察で「よっしゃ!オペしよ」といわれ、私は「やっとこの翼状片を離れられる〜!」と嬉しく思いました。そしてオペ。初めての目の手術で不安もありましたが「これが終われば楽になれる」という気持ちの方が大きかったです。 その後数日は目が赤いというよりは、白目が血の色といった感じでした。 翼状片がなくなり、かなり楽になりました。悩みの種でもあった頭痛もなくなりました。それから、当然のとこながら、人から「目が真っ赤だよ。どおした?」って言われることもなくなりました。 手術が痛いんじゃないの?って不安があると思いますが、手術自体は痛くありません。手術をしている様子も見えません。(ただカーペンターズのCDと一緒に歌いたくなりました。←ここは消して下さい。)麻酔も初めから注射じゃありません。だから、痛くありません。後は、抜歯したときと一緒で、麻酔が切れれば痛いです。でも、痛み止めを飲んで、一日ガマンすればもう大丈夫ですよ(^^) 翼状片手術をして良かったと思います。何で翼状片になっちゃったんだろ〜??考えてもわかりませんが、とにかく、なくなって、すっきりしました。 大高先生に感謝!!です。 静岡県 杉山由利子 杉山さん、めちゃめちゃうれしいコメントありがとうございます。しかし、僕、そんなに調子よく「よっしゃよっしゃ」といってるかなぁ? 翼状片になってしまったのは、うう〜ん、なんでだろ〜。ちなみに美人に多いんですよねぇ、翼状片は。美人と言われる人は鼻側に切れ長な目が多いですが、そういう方はおそらく鼻側の結膜の表面積が大きいから、紫外線にさらされたりしやすく、翼状片になりやすいのではないでしょうか。ということで、杉山さんが美人だったことが災いした、ということにしておきましょう!! 2003年9月12日(金)、横浜相鉄ビル眼科医院で「翼状片」の手術をうけました。 24才頃、左目に突如?翼状片が出現してから約4年。眼科にかかっても「まだ大丈夫です」と言われるばかりだし、コンタクトレンズ購入時の眼科検診にかぎっては翼状片の存在に触れてさえもらえません(^_^;)。やたらに手術して再発しても怖いのでずーっと放置していたけれど人から充血を指摘されることが多くなったので、手術を思い立ちました。 読売新聞の記事で「羊膜移植」という方法があることを知っていましたが、他人の細胞を移植するのは抵抗があるし、家族に説明するにも話が大げさになってきます。 大高先生は「羊膜もあるけれど、自己結膜で再発率を抑えます」という方針のようだったので相談してみようと決めました。手術方針などHP上で情報開示されていることも安心につながったし、ノウハウを多く持っているドクターに診てもらいたいと考えるえるのは当然ですよね(^_^)。 事前にメールで相談していたとはいえ、当日は診察から一時間後には手術開始!スピードの時代を実感・・・。診察では眼球の模型を使用しながら、翼状片の全てが切除できるわけでは無いことや、その理由をかみくだいて説明してもらえました。自分なりに納得できたし、『直前の食事禁止』などの制約事項も無いせいか極度に緊張や不安を強いられることはありませんでした。 洗眼・点眼麻酔の後に目をぐわっと開いて固定、上から強烈なライトが照らされたけれど、すぐに眩しさも感じなくなり手術の様子も見えなくなります。手術自体には何のストレスも感じなかったけれど、私の場合は顏を覆うシートが少し息苦しかったです。 術後は父親が迎えに来てくれて、車で帰宅できました。片目なことや麻酔が切れた後の痛みを考えるとゴミゴミした横浜駅から電車で帰るのは結構つらかったと思います。父に感謝。 痛み止めも飲みましたが、帰宅中からチクチクと目にゴミが入った時のような痛みがあったので、その日の一晩は目を閉じて家で横になっていました。チクチクするせいか出血なのか、涙目のような感覚があり鼻みずも出てきましたが翌日には治まりました。現在、手術から10日目で白目はまだまだ赤いです。 洗顔や洗髪に多少気を遣ってはいますが、それ以外は普通に生活しています。 実家は横浜ですが暮らしているのは岐阜県なので、紹介状を書いていただき岐阜県の眼科で術後経過を診てもらっています。岐阜では『眼科専門医がいて手術設備があること』を基準に眼科を探しました。 以上、手術をお考えの方にとって少しでも参考になれば幸いです 余談ですが、横浜相鉄ビル眼科医院は「HPにいつわりなし」の雰囲気のよいところでした。先生方もさることながら、受付でスタッフの方に笑顔で対応していただいたのがとりわけ印象的です。受付は最初と最後に通る場所なので、気持ちよく診察が受けられたし気分よく病院を後にできました。万が一再発しても、またこちらでお世話になりたいと思います。 岐阜県 真鍋 京子 真鍋さんもインターネットを見て、メールを下さって手術となりました。 真鍋さん、ありがとう。横浜相鉄ビル眼科医院のスタッフにも伝えておきました。みんな喜んでましたよ〜。 まだ術後早期なので、これからですね。手術のときの顔を覆うシート(ドレープといいます)が苦しいのは、今後の患者さんのためにも、改善しました。ごめんなさいでした。 私が白目の異常に気付いたのは、2年前くらいです。白目の一部が、黒目まで進入してきてしまったのは、この2、3ヶ月のことです。すると、友人や家族から、眼科で見てもらうようにとうるさく言われるようになってしまいました。 けれども、本人は周りがいうほど気にしていませんでした。というのも、実は、私は重度のパニック障害の持ち主で、翼状片より、急行列車に一人で乗れるようになることのほうが、自分にとっては目下最大の問題だったからです。でもまあ、ちょっと調べてみるだけと思い、『家庭の医学』をペラペラめくっていると、それが翼状片というもので、黒目に進入してきたら、手術で取るしか方法がないことなどがわかりました。 美容院もダメ、歯医者もダメ、急行列車もダメ、とにかく体が拘束されて逃げ場がないところでパニックの発作が起きる今の私の状況で、眼の手術なんてできるわけない! と思ったのですが、やはり家族や友人が、「眼に何かがついてるよ。」と相変わらずうるさく言うので、インターネットで翼状片について詳しく調べてみることにしました。そして見つけたのです。大高先生のホームページを! 先生のホームページを拝見してみて、(もしかしたら、パニック障害の患者の私でも、この先生なら快くやってくださるかもしれない!)という希望を抱くことができました。そこでさっそく大高先生に、私はパニック障害の持ち主であること、手術中にパニックの発作が起こる可能性があることなどを思い切って告白し、こんな状況ですが、手術はしてもらえるでしょうか? という趣旨のメールを出しました。 先生はとても忙しいだろうし、突然のメールだし、こんな情けない相談だし、返事をいただけなくても当たり前くらいに思っていました。ところが、先生からすぐに、『パニック障害、ご心配なく。パニックが途中で起これば、収まるまで待ちますので。』という返信のメールをいただきました。このメールをいただいて、本当にうれしかったです。今の私の情けない状況を肯定してもらって、心の奥のわだかまりがすーっと解けていくようでした。 前置きが長くなりましたが、こうして大高先生に手術をしていただくことを決心し、手術も無事成功。今はもう術後3週間が経ち、すっかりきれいな目になりました。手術当日はさすがに緊張しました。手術そのものは全く怖くないのですが、パニック発作が起こる状況が怖いのです。そこで、精神安定剤をがぶっと飲み、手術に挑みました。 手術にあたっては、パニック障害持ちの私に対する、大高先生の細やかな気配りを随所に感じました。暗くて狭いところが苦手とお話ししたところ、顔を覆うシートは透明にしてくださいました。シートは鼻や口に直接ふれないように工夫がしてあるので、呼吸が楽にできます。それでもやはり、圧迫感を感じ、パニック発作が起こりそうになるのですが、絶妙なタイミングで大高先生が話しかけてくれます。おかげで、結局のところパニック発作は全く起こりませんでした。 大高先生は本当にプロです! 手術は、手際よくパッパと進み、あっという間に終わってしまいました。術後も、私の場合、全然痛くありませんでした。どちらかというと、痛いというより痒いほうが辛かったかなというくらいのものです。そして日もするとほぼ充血もとれてしまいました。 もしも、パニック障害で、しかも眼に疾患をお持ちの方がいらっしゃったら、大高先生に相談されてみてはいかがでしょう。体の疾患と患者の心を一体として治療してくださる、数少ないお医者様です。パニック障害の私でさえできたのですから、普通の方なら何の心配もなく手術に挑めると思います。大高先生をはじめ、横浜相鉄ビル眼科医院のスタッフの方々は、みなさんとても親切で、雰囲気の良い病院です。 ということで、長くなりましたが、パニック障害でお悩みの方々の朗報になれば幸いです。 大高先生、本当にありがとうございました。右目にも、翼状片の赤ちゃんがいるので、今後とも宜しくお願い致します。 神奈川県 H.K Kさん、ありがたいお言葉をありがとう。ほんとうにうれしいですよ。これをきっかけにパニック障害もよりよくなればいいね。僕自身、パニック障害の方の大変さをよく理解でき、よい勉強になりました。 僕は病院勤務という仕事柄、かなり痴呆の進んだ方の手術も家族の依頼を受けてやってまして、手術中に突然「やめて〜」と叫びながら暴れだす、なんていうことがよくあるのですが、そういう時もうまくできてこそプロ、と考えて手術に臨んでいます(先日痴呆の網膜剥離の患者さんに「先生やめな〜、どうせ治んないからやめときな〜」といい続けられたときには「もうやめたいわ〜」と思いましたが・・・)。なので、パニック障害にびびってるわけにはいきません!! 11月5日 市川市に住んでおりますH.K.35歳です。先ほど送信に失敗しまして、もし2度目のメールになりましたら御免なさい。 1年くらい前から左目が充血したり、ゴロゴロしたり、涙がポロポロしたりでコンタクトは2時間できればいい方といった感じで調子が悪く、良くなる感じもなかったので先日眼科を受診しました。 「あー翼状片だね。若いのにねえ。手術しても30%くらい再発するんだよね。見えにくくなったら紹介状書くから」 えええぇぇぇl!!!それだけで帰れってか??? 代診ドクターだからなのか納得できなかった私は帰宅後パソコンに向かい"オオタカイサオ"ドクターのページにたどり着いたという訳です。 鏡を見る分には「そんなにひどくない」感じですが、この不快感にはちょっとやられています。 今月中の金曜日に診察をお願いしたいと思っています。毎週金曜日は診察されていますか?予約は必要ですか?お忙しいなか大変恐縮ですがお返事いただければ幸いです。 11月8日(診察後) 先生先日は有難うございました。 「やっぱ手術しないとダメなんだ」と思う反面、妙に安心したようでスッキリした気分で帰って来れたのが自分でも不思議です。 先生にお任せしたいと思います。 オーナーとの相談の上、先生のご都合がよろしければ来週14日と21日で予約をお願いしたいと思いますがいかがですか?当日は何時にお伺いすればよろしいですか? 楽になる日を心待ちに当日を向かえたいと思います。 12月2日(左目手術後) おはようございます。先週はありがとうございました。 昨日術後、2回目の検診に行ってきました。痛みは残るものの「順調な経過」といっていただき安心しています。 今週の金曜は何時にお伺いすればよろしいでしょうか?金曜までに左目の痛みがひくことを願う今日この頃です・・・ 12月8日(右目手術後) おはようございます。先日は2度目の手術ありがとうございました。 右目は驚くほどに痛みは無く、たま〜にズンとするくらいです。左目の目やにも日に日に減り今度先生にお会いする時は「絶好調 ピース!」状態ってやつだと思います。 今日はちょっとした用事があり、目の調子も良いので検診は金曜にお伺いしようと思います。 優しい言葉と満面の笑みで迎えてくださるスタッフの皆さんにはとてもお会いしたいのですが・・ 12月31日 おはようございます。おはようございます。H.K.です。 目の調子は良く、何の不安も抱くことなく新年を迎えることができそうです。 目薬は忘れず毎日続けています。「目が赤いね」と声をかけてくるお客様はもういません。(右目は若干赤いですけど)今度の検診も「絶好調ピース!」でお会いできると思います。 年末押し迫ってのメールで失礼ですが、どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。 H.K.さん、メールありがとうございます。メールでの生の声の掲載の許可をいただけましたので、掲載させていただきました。 正直、術中の痛みに関しては私の管理下にあるので大丈夫なことを保障しますが、術後は多少痛みを感じる方もいらっしゃいます(普通はその晩ぐらいで、HKさんのように1週間続く、というのはめったにありませんが)。ここのところの解決が私のテーマです。それを乗り越えてでも幸せになった、というHKさんの声を患者のみなさんにお届けしたく、マイナス情報ではありますが、あえて掲載させていただきました。 mail: otaka@isao.com |