西伊豆眼科クリニック 鄭 守(てい まもる)医師

平成5年 慶応義塾大学医学部卒。医学博士、日本眼科学会認定眼科専門医。

外来担当日はここをご覧下さい。

鄭医師の手術、診察をご希望の患者さんは、予約なしで鄭医師の外来に直接お見えになっても結構ですし、鄭先生に直接メールで相談していただいても結構です(mamorutei@gmail.com)。

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自己紹介

←15年ぐらい前  ←最近。なぜか若返っています(笑)

[ 略歴 ]

1968年 京都市生まれ

1986年(昭和61年):私立洛星高校卒業

1993年(平成5年):慶応義塾大学医学部卒業

1995年(平成7年):慶応義塾大学眼科研修医修了

1995年(平成7年):京都府立医科大学眼科学教室入局

1996年(平成8年):京都府立医科大学大学院(眼科学)入学

1996年~1998年:ハーバード大学スケペンス眼研究所研究員

1999年(平成11年):京都府立医科大学大学院(眼科学)卒業

1999年(平成11年):京都府立医科大学病院眼科修練医

2000年(平成12年)~2006年(平成18年):京都府立医科大学眼科学教室助手

2007年(平成19年)~:現職

[ 専門領域 ]  網膜硝子体

[ 研究テーマ ]  低侵襲硝子体手術、治療的網膜内血管新生、硝子体手術システム・器具の開発

[ メッセージ ]

(横浜相鉄ビル眼科医院にて、患者さんに提供している自己紹介文をそのまま転記いたしました)

可能な限りの医療情報を提供し、苦痛や障害を最小限に抑えるように最善を尽くすことを使命と考え、日々診療に励んでいます。
これまで良くならないとされていた病気の治療法を見つけることを目標に研究に取り組みたいと考えております。
眼の調子が悪い、見えにくい、と感じられたら、我慢しないで直ぐに眼科を受診して相談してください。

私は、横浜相鉄ビル眼科医院において、目に優しい25ゲージ硝子体手術システムを使用し、独自に開発したノウハウを使い、日帰りの硝子体手術を積極的に施行してまいります。硝子体手術が必要だが仕事の都合などで入院ができない方などは、以下のメールアドレスにメールを下さい。患者さんと相談の上、できるだけ早期の手術日を設定します。また、相談のみの患者さんも大歓迎です。

mtei@y2.dion.ne.jp

[ 25ゲージ硝子体手術システムとは ](プロ向けの説明をそのまま掲載しておりますので、やや専門的な内容になります)

創口を可能な限り小さくする低侵襲手術は全科的な取り組みであり、眼科では小切開無縫合白内障手術が既に定着しています。網膜剥離、増殖糖尿病網膜症などの重症網膜硝子体疾患の治療法として確立された硝子体手術においても1990年にアメリカで小切開無縫合硝子体手術のプロトタイプが作製されました。

従来の3ポート硝子体手術では、結膜を約半周~全周(18mm~36mm)切開した後、20ゲージ(1mm強)の強膜創を3ケ所作成して、器具の出し入れを行います。手術終了前には、眼圧を保つために強膜創をしっかり縫合し、結膜を整復するために結膜縫合を行います。

2002年に発表された25ゲージ経結膜的硝子体手術の臨床報告では、開始時に25ゲージ(内径0.5mm、外径0.63mm)サイズのトロッカーを、結膜切開をせずに結膜上から直接挿入し、終了時には抜去するだけで終了できる無縫合硝子体手術が可能であるとされました。従来の硝子体手術システムと比較し、手術時間の短縮化、術後の患者不快感・乱視の軽減、炎症が少ないための術後回復期間の短縮化、などが達成されました。

[ 私のチームが独自に開発したシステムと、その良いところ ]

2002年秋には日本でもトロッカー方式のTSV25TM(ボシュロム社)が導入されました。その後、器具の改良に伴う適応疾患の拡大に伴い、全国で施行例が大幅に増加しています。しかし、トロッカー方式も完全なものとはなっておらず、その問題点を改善するべく、2003年より京都府立医大の私のチームはニデック社と共同で、トロッカーは用いず、特殊シリコンリングで結膜を圧迫し結膜移動を防止することによって25ゲージ経結膜的硝子体手術を行う新システムJ25VS TM(Just 25-gauge vitrectomy system)を開発しました。

この新方式はトロッカー方式と比較し、より小さな創口を通しての手術施行が可能であり、結果的に無縫合率が高くなります。また、器具の可動域や操作性も高く、増殖糖尿病網膜症や増殖硝子体網膜症などの重篤な網膜硝子体疾患の治療に応用することにより、適応疾患の拡大が可能になることが期待されています。

器械や器具の進歩に伴い、また、経験の積み重ねにより、より安全性の高い網膜硝子体手術が施行され、網膜硝子体疾患分野においても日帰り手術が可能となっています。




大高院長コメント

鄭先生は私の慶応大学医学部時代の同級生で、昔から鄭ちゃんと呼んでいます。鄭ちゃんは人間的にもすばらしいし、とても優秀です。以前より将来一緒に仕事しようと声をかけていました。

一緒に仕事をするようになって、昔よりずっと医者として、人間として成長していることに気がつきました。患者さんへの配慮、手術への配慮がほんとうに行き届いています。

鄭ちゃんは出身の慶応大学を飛び出して、違う空気を求めて京都府立医大に移り、そこからハーバード大学に留学し、その後京都府立医大に戻り、網膜硝子体チームで新しいシステムの開発を先導してきたという秀才ですね。いろんなところでいろんなものを見てきたので、その蓄積されたノウハウを患者さんに当院で還元してくれています。細かいところまでこだわった、ほんとうにきれいな手術をしてくれています。

鄭ちゃんの開発したシステムは目に非常に優しく、日帰りの硝子体手術に最適です。

患者さんの安全が一番大切です。なので、もちろん我々は患者さんに無理に日帰りでやることをお勧めしたりはしません。入院できるならば入院されるに越したことないと思います。

しかし、「硝子体手術の適応です。入院してください。」と言われたけれども、会社を長期休暇できないとか、入院になると費用が高くなるのが悩みとか(日帰りならば3割負担でだいたい10万円から15万円、入院だとだいたい倍の費用と考えてください)、いろいろな事情をお持ちの患者さんは多いと思います。

今までそういう事情で手術を受けられずに失明したり不便を感じていたような患者さんならば、日帰りで手術を受けるほうがずっと幸せになってもらえるに違いないと信じて、極力目と体にやさしいシステムを、全医師で追求しています。特に網膜硝子体関係の病気、手術でお困りの患者さんやそのご家族は、ぜひ以下の鄭先生のメールアドレスにメールを送って、直接相談してみてください。

mamorutei@gmail.com



mail: otaka@isao.com

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